旅ランのメリット

旅ランのメリットはさまざま。まず、現地での移動は「脚」になるため、バス、電車、駐車場代などの交通費を節約することができます。もちろん「時刻表」や「渋滞」にも縛られません。移動するごとに交通機関を待つイライラとも無縁。しかも歩いて回るより格段に速いので時間を有効に活用できます。そしてなにより楽しい!自分の脚で移動するからこそ見えてくる景色は旅ランの醍醐味。観光後のビールがウマい!ごはんがオイシイ!温泉が最高!

旅ランの距離は?

観光地の規模やコース設定、個人の走力にもよります。あらかじめ「ルートラボ」や「キョリ測」などを使い、観光ポイントを結んで距離を把握しておくことが必須。グループで旅ランするときは、もっとも走力のない人に合わせてプランを組み立てるなど気配りも必要です。走ることが主目的の「マラニック」とは異なり、あくまでもメインは「観光」。終始走りっぱなしというわけではなく、観光スポットではゆったり観光しますし、適当に食事や休憩も入ります。ランニングで10キロ続けて走れる人なら、20キロのコース設定でもじゅうぶん走破できるでしょう。

荷物はどうする?

大きな荷物はホテルまたはコインロッカーに預けます。最低限の携行品、たとえば財布・着替え・タオル・カメラ・ドリンク・コスメ用品などはバックパックに。ただしここで重要なのは、バックパックはぜひランニング専用のものを使ってほしいこと。ランニング用バックパックは体にぴったりフィットして揺れない構造になっており、長時間のランニング時でもストレスを感じません。「通勤ラン用」など廉価なものなら3千円台ぐらいからありますが、できればより高機能な「トレイルランニング用」バックパックがベター。季節・目的・携行品によって異なるものの、容量は8L~10Lタイプが便利です。携行品の一例としては、タオル、おやつ、着替え(途中で温泉などの入る場合は下着一式)、ガイド本、財布、デジカメなど。バックパックは最初から詰め込みすぎず、余裕を持たせておくのがコツ。なぜなら、観光地として立ち寄る神社仏閣でいただくパンフレットは意外とかさばりますし、途中の土産物店で欲しいものをみつけたとき、収納スペースがないと購入を諦めなくてはならないからです。

旅ランに適しているのは?

たとえば京都のような観光地。一部を除き基本的にフラットで、市内全域にわたって神社仏閣が点在しています。京都駅→東山エリア→南禅寺→銀閣寺→京都御所→金閣寺エリア→二条城→京都駅・・・このようにぐるっと市内の要所を巡っても25キロ程度。大原、伏見、嵐山まで脚を伸ばすとなるとちょっと気合が必要ですが、そんなときは公共交通機関でワープ!同じく、奈良の明日香村も旅ランには最適。フラットで走りやすいうえ、総距離10キロほどの範囲でほとんどの遺跡や神社仏閣を巡ることができます。

最適な季節は?

通常の観光と同じく、春・秋の行楽シーズンが最適。冬は寒さよりもむしろ「汗による冷え」が問題となります。観光スポットへの立ち寄りを繰り返す旅ランは、走っているときはいいのですが、止まったときに汗が冷えて不快です。これを防ぐため、次の観光スポットに近づくにつれて徐々にスピードを落としていき、到着したころには汗が乾いているという裏技も!

途中で疲れたら?

旅ランはあくまでも観光スタイルの一つであり、トレーニングではありません。疲れてしまったらバス、電車、タクシーを使いましょう。帰りは公共交通機関を利用するワンウェイコースを設定すれば、より広域の観光が可能。あえてプランをたてず、見知らぬまちを行き当たりばったりでめぐる旅ランも楽しいものです。

給水とトレーニングが大切!

「給水はこまめに」が基本中の基本。喉が渇いてからではすでにレッドゾーン一歩手前です。給水を怠ると「疲れ(いわゆるバテた状態)」として現れます。楽しく旅ランするためにも、こまめな給水をつねに心がけましょう。 そして何よりも旅ランをより楽しくするコツ、それは事前のトレーニングです。少し走っただけで疲れていては、せっかくの観光が台無し。やはり事前に最低限のトレーニングを積んでおくことが、より楽しく爽快な旅ランのためには大切です。